「楽器が弾けるようになったらいいな」「小学校に入っても困らないように、楽譜が読めるようにさせたい」「音楽を感じる豊かな心を育てたい」「絶対音感を」など、ご家庭によって音楽に関わるいろんな目標があり、節目となる春は特に、あらためてそのことに意識が向く時期ですね。

まずは音楽を楽しめる、とても身近な方法は“歌う“ことです！シンプルで当たり前すぎて見過ごしがちですが、おうちでも取り入れられて、どこでもすぐにできる方法です♪音楽に慣れ親しむ最初の入り口ですよ。その上、子どもの知性と自己肯定感も育つというおまけつきです！

歌うことで育つ力

歌うことで身につくことは数えきれないほどあります。その中から今回は、3つに絞ってお伝えします。

1. 音楽性
2. 知性
3. 人間性

の面からひとつずつ紐解いていきましょう。きっと、今日からすぐに、日常生活の中で親子で歌いたくなりますよ♪

音感が育ちます～豊かな音楽性～

実は前述の“絶対音感”は歌うことから育つと言われています。耳で聴いて、その音程に自分の喉をコントロールして歌うという経験の積み重ねで、微妙な音程の差も体得できるからです。4歳頃までは喉が未発達なため、音楽と同じ声を出すことが身体的にも難しいのですが、5歳前後になると少しずつ音程が合ってきます。楽しく歌いながら音感の土台も育つなんて一石二鳥ですね。

語彙力が伸びます～知性の芽生え～

リズムに合わせて歌詞を口ずさむことで、言葉の力も育ちます。子どもは大人に比べて、耳で聴いたものを丸覚えする能力が非常に高いのです。わが子がキャッチーなCMをそのまま覚えて口にしているという経験、親御さんならみなさんおありなのではないでしょうか。それだけ、見知らぬ言葉や文章をインプットできるという証なのです。言葉のセンスが育ち、語彙の貯金がたまることで、自分の思いを表現できる選択肢が増えていきますね。

愛されている安心感を実感できます～人間性の土台～

子どもにとって、お腹の中から聞こえていたママの声は、自分にとって安心感のよりどころ。心の安定の源です。

よく、歌が得意ではないのでよくない影響が出るのではと心配される親御さまもいらっしゃるのですが、楽しく歌い、心がワクワクしたり癒されたりする経験を親子で共有することで子どもの感性は豊かに育ちます。楽しい気持ち、せつない気持ち、もの悲しい雰囲気・・など、さまざまな感情やニュアンスを疑似体験できることも、心の成長には欠かせない要素だといえるでしょう。

親子で心を通い合わせながら歌を歌うことで、気持ちを他者と分かちあえる共感力、想像力も育ち、同時にそれは自分自身の存在に対する自己肯定感、安定したマインドセットに繋がっていきます。

どうでしょうか。コロナ禍の今、保育園や幼稚園で大きな声で歌を歌う機会も制限されていることが多い状況だからこそぜひ、ご家庭で親子で歌を歌うことを楽しんでみて下さい。お金もかからず、大きな負担もなく、今すぐに始められる習慣です。このコラムがそのきっかけになれば幸いです♪　

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リトミックスタジオKirariでは、このように、音楽の導入はもちろんのこと、

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