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< 子育てのポイント親御様の声 >

― 「リトミックに来たのにウロウロしてばかり!」1歳のリトミック・身につくこととは?~保護者さまからの相談より~ ―

今回はリトミックのレッスンで1歳になるとたちまち増えるご相談について紹介します。

1歳になって歩き出した途端に、レッスン中もウロウロしてばかりで、わが子が話をちゃんと聞いていないことに歯がゆい思いをしてしまう…というお悩みです。もしかしたら同じお悩みをお持ちの親御さまも多いのではないでしょうか。レッスンに集中して欲しい!… 朝から家を出る準備をし、せっかく連れてきている親御様にとって、そんな風に思うのは当然のことですね。

ですが、これはお子さんが正常な発達を遂げている証拠なんですよ♪

1歳は好奇心が育つ時期。自分の手を使って世界を切りひらきたい【実験期】

学びの原点は好奇心。幼児期はあらゆるものにアンテナが繊細に働く【敏感期】と言われます。自分が発見し、興味を持ったものをひたすら実験し、さらに繰り返し探究することで集中力は育まれます。

実は発達心理学上、1歳はその最初のステップ、‟好奇心”に火がつき、やる気がぐんと育つ時期なのです。

ママにずっと抱っこだった赤ちゃんからお座りできるようになると一気に子どもの視野は広がります。ハイハイやあんよができるようになると飛躍的に行動範囲も広がります。好奇心を持ったものに瞬く間に心を掴まれ突進してしまうのはむしろ自分で世界を冒険したいという意欲が育っている証拠。この時期に制限されず好きなだけ自分の好奇心を満たすことによって、チャレンジ精神、レジリエンス(くじけない力)も育つのです。

2歳になったらどうなる?集中力が育つ【秩序期】

じゃあ2歳になったらリトミックに集中できるようになる?先の見通しが知りたい親御様にとって気になるところですね。

答えは半分YES、半分NOです。

実は2歳は集中力が最も育つ時期。1歳の頃はとにかく動き回って落ち着きがなかったのに、2歳頃になるとふと気づくとひとりでじっと何かに熱中している姿が多くなります。それはもしかしたら大人にとってただのイタズラに見える行為のこともあります。例えばひたすらママのお財布からカードを抜き取っていたり、夢中でおもちゃのミニカーを一列に並べていたり。心当たりのある親御様もいらっしゃるのではないでしょうか。

イタズラのように見えても子どもなりにそれは物事の仕組みを探求している姿なのです。物事のルール、【秩序】を解明しようとしている、喜ぶべき発達です。そんな風に何かひとつのことに没頭できる時間が出てくるのが2歳の特徴です。

ただ、集中できる対象は、自分が興味を持ったことのみ。大人に促されても、自分のお眼鏡にかなっていないものには集中してくれません。つまり、リトミックしていても、自分のツボの入った活動には一気に熱中し、次の活動に切り替えられないくらい執着するのに、一方でレッスンの活動以外のことに気を取られるとそれに夢中になってしまうこともあります。それはたとえばドアの鍵をガチャガチャ回すことだったり、空気清浄機のボタンを順番に押し続けることだったり。

ですがこの行為にもちゃんと意味があります。集中力は、子ども自身が自分で興味を持ったものを繰り返し探求する経験によって育まれるからです。

1歳、2歳のリトミック。身につくこととは?

好きなように動き回っていたり、レッスンとは関係ないことに夢中になっていたりする1歳、2歳のリトミック。ではちゃんとリトミックのレッスンで吸収できることはあるのでしょうか。意味があるのでしょうか。そんな疑問が湧いてくるかもしれません。

実は子どもには、優れたモデリング能力という力が備わっています。その場で活動に参加していなくても、ちゃんと見てインプットし、再現できる模倣力のことです。

2歳クラスのKくん。0歳からお越しくださっている彼は、わんぱくでアクティブなタイプ。とにかく好奇心が旺盛で、目についたものを触ってみたかったり、私のカバンから覗いている教具が気になって仕方なかったり。常に活動的に動き回り、ピアノの音とは関係なく走り回っていることもしばしばです。

ところが、気が乗ってくるとこちらが驚くほど、音楽に対する反応力が高いのです。聴いていないと思っていたのに先週のレッスン内容を正確に再現してくれたり、誰よりやる気満々でお歌でタイミングよくお返事してくれたりジャンプしてくれたり。また、モンテッソーリの細かい作業(モンテでは‟おしごと”という呼び方をします)では、目を見張るような熱中力を見せてくれることも少なくありません。レッスンが終わってもじっと黙って繰り返し検証、探究している姿を見せてくれたりします。

最初は戸惑っておられたお母さまも、Kくんが吸収していることの大きさを実感されています。またKくんがどんなことに興味のアンテナを立てるかを楽しみにして下さっています。ご家庭では発見できないことのひとつかもしれません。

その場で多くのことをスポンジのように吸収し、音楽を感じる感性、思考力、集中力はちゃんと育っています

 

発達を知ればわが子のことがよくわかる

リトミックに来たんだからレッスンに参加してよー!と思うのが親の性(サガ)ですよね。ですが、自分で興味の芽を伸ばし、トライ&エラーを繰り返し、ぐっと集中、探究することで物事の成り立ちを知り、達成感を味わえるのだとしたら、それはきっとその子がぐんと成長するための必要なステップ。発達心理学を知ることで、今悩んでいることは頭を痛めることではなく、喜ぶべき成長の姿なんだと視点を変えることができます

自分の実験を‟完了“させると子どもは自ずとふと顔を上げ、レッスンにも戻ってきてくれます。そのタイミングでぜひ、ママ、パパはお子さんと目を合わせてにっこり気持ちを共有してあげてくださいね。

もちろん、私自身もお子さま一人一人の様子、反応を観察しながら、気持ちが切り替えられるように指導法や活動内容をその場でアレンジしています。毎回たくさんの引き出しを事前準備してレッスンに当たっています。加えて、その子それぞれの持つ気質や発達の様子によって、必ずその日のレッスンの中でひとつ、どの子もそれぞれキラリと輝ける活動を盛りこんでいます。キラリと光るものを発揮できるきっかけ作りは、弊教室のミッションでもあります。

また、実際のところ、子どもは大好きなママや周りのお友達の楽しそうな雰囲気にも影響されやすいもの。無理強いしなくとも意外とすぐにレッスンに戻ってきてくれることも多いんですよ。

ちなみに4歳頃になると、今すべきことにフォーカスできるように。徐々に自制心もついてきます。 

リトミックスタジオkirariでのレッスンの時間が、全ての親子にとって幸せを感じる時間になれますように。

 


 

リトミックスタジオKirariでは、このように、音楽の導入はもちろんのこと、

  1. お子さまのキラリと光る才能を引き出すこと
  2. 親御さまの幸せな子育てをサポートすること
  3. 子どもたちが世界に羽ばたける教育環境を作ること

をミッションに掲げている教室です。

無料体験レッスンも承ります☆
ご興味をお持ち下さった方はこちらをご覧ください♪

 

また、“子どものキラリと大人の強みを引き出し伸ばす専門家”として、子どもにとって最大のロールモデルとなる大人を増やすことをミッションに、

  • 大人向けのキッズコーチング講座※
  • 子どもの指導に当たる先生/これから子ども関連のお仕事を始めたい方のためのコーチングセッション
  • 子育ての個別相談(zoomでのオンライン相談 / メールまたはLINEでのメッセージによる相談 / 電話相談)

も一般向けに行っています♪
(日本キッズコーチング協会認定講師資格を持ち、普段から子育て講座、講演、ラジオ出演、子育てメディアへの寄稿なども行っています)
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