Kirari Loading

Post
Kirariだより

Kirari Top

POST投稿記事

< 子育てのポイント >

― 偶然をキャリアに変えていく~何かを始めたいママたちへ~【planned happenstance理論】 ―

本日は、
「何か始めたいけれど、何から始めていいか分からない」
「やりたいことを見つけたい」
「子育ては楽しいけれど、何か自分の未来に繋がるものを手に入れたい」
そんな気持ちを抱えている方へ、【偶然をキャリアに変える】考え方、【planned happenstance理論】についてご紹介します。

Planned happenstance理論とは

【プランド ハップンスタンス理論】とは、スタンフォード大学の教育学と心理学の教授であるクランボルツ教授によって提唱された理論。

“キャリアというものは偶然の要素によって左右されるものが多く、
偶然に対してポジティブなスタンスでいる方が
キャリアアップにつながる”という考え方です。

注目されるようになった背景

例えば何か人生の目標を立てるようなとき、緻密に長期的な計画を立てるのは確かに大切です。
しかし一方で、ずっとピンポイントのゴールだけに固執していると、
変化の速い現代ではいつの間にか時代から取り残され、的外れになっていくことも多いのが実際のところ。

先を見通すことが難しく、自分自身の未来のキャリアを明確に設計しづらい時代になっていることが、この理論が注目されている背景です。

だからこそ、偶然縁あったひととの出会いやできごとを、その都度キャリアアップに積極的に活かしていくことが結果成功へとつながるというのがこの理論です。実際今の時代では、個人のキャリアの8割が、予想できない偶然の出来事によって左右されていると言われています。

偶然×好奇心×行動~私がリトミック教室を始めたいきさつ~

そんな私が今リトミック教室を運営しているのも、まさに偶然の積み重ね。実は“たまたま”のとめぐり合わせとタイミングで、今の私があります。

16年前、初めての子育て。
とにかく情報が欲しくて、誰かと繋がりたくて、私は0歳の長男でもできる習い事を探しました。
今のようにネットでなんでも検索し、オンラインで誰とでも無制限に繋がることができなかった時代です。

それをきっかけにたまたまリトミックというものを知りました。今や教室を主宰している私ですが、実はそれまではリトミックというものさえよく知らなかったのです。

ただ音楽に合わせて遊んでいるだけではなく、知的な知識(音符や、音の高低、強弱、ニュアンス、音感など)に結びついていくレッスンにいつの間にか私自身が好奇心を持つようになり、リトミックの指導者養成学校に通い始めたのは長男が1歳半になる頃でした。

まだ授乳中だったので、月に一度だけ夫に預けて日曜日に3時間ずつ、
途中次男、三男の出産も経て、いつのまにか好奇心だけで、気づいたときには結果6年間かけてディプロマ資格を取得していました。周りは音楽関係の先生や保育士さんばかりの中、専業主婦は私だけだったことをよく覚えています。

コツコツ進んでいつのまにか資格取得したものの、まだ子どもたちも小さく何のツテもない私は何から始めていいか分からない。
そこで勉強を継続するのと併行して、とにかく3人の息子たちをそれぞれいろんなリトミック教室に通わせました。素敵な先生、素敵なお教室、ただ紙と鉛筆で勉強した知識だけではない、実践の現場です。毎回学びの連続でした。

そしてまた、レッスンが指導案通りにいつもいくわけではなく、
リトミックの研修でのロールプレイングのように子どもたちはいつもお利口なわけではなく、
ご機嫌斜めで親が手を焼くケースも多々あることを、自分の息子で学びました。
ひとりの保護者としての立場、気持ちも3人分経験できました
何も始められずに3人の子育てに明け暮れる毎日。遠回りしているようで歯がゆかった時代でもありますが、今思うと、その約10年間の経験が、今私が教室をする上での現在の志、理念にもなっているなと感じることばかりです。

そのうちに、そこからのご縁で、担当の先生がお休みの時の代行講師、アシスタントなどにご指名頂いたり、教室の共同運営にお声かけ頂いたりと、少しずつ指導の経験が増えていきました。最終的に自分の教室の立ち上げのきっかけになったのも、既存の教室をお任せしたいとおっしゃってくださった恩師のご好意でした。場所を確保しHPを作り、色んなところに飛び込み営業してチラシを置いてもらい、2ヶ月で準備をしました。

そして、たまたまお越しくださった生徒さまが少しずつ増えていき、初年度7名で始めたお教室は、4年目の今、その3倍以上の親子の方々とのご縁で成りたっています。

幼少期からクラシックピアノをしていたこと、大人になってジャズピアノもかじったこと、
産後何者でもなくなった自分探しに少なからずもがいていたこと、息子の習い事でリトミックに出会ったこと、
仕事にするとはまさか思わず勉強を続けていたこと、たくさんの方との出会いで助けられたこと、
それら全ての“たまたまの偶然”が繋がって、今の私があります。感謝しかありません。

そして、今ではそこからさらに、キッズコーチング講師として子育て中の親御さまや子どもに関わる指導者を対象にした講座や講演活動も行うようになりました。

好奇心が出発点。アンテナが立ったものをとにかく始めてみる

当時休職中で、仕事柄復職は厳しいだろうと分かっていた私にとって、リトミックの初めての学びは新鮮な知識ばかりでした。
名前ではなく、◯◯くんママとしか呼ばれなくなった自分に戸惑い、社会から阻害されたような惨めな気持ちでいた私にとって、自分の知的好奇心を満たすことは自己実現そのものの気がしていました。

もしこれを読んでくださっているあなたが、「何か始めたいけれど、それが何か分からない」「やり方が分からない」ことにモヤモヤしているとしたら、とにかく周りを見渡して、何かアンテナが引っかかるものから、できる方法で始めてみるのもひとつです。
今すぐ形にならなくても、いつかきっと、点と点がつながって線になって、生きていく道筋があなたの地図に刻まれていくはずです。
もしやっぱり違ったと思えば、違うものをまた探し、方法をやり直せばいい。

ひたすら目の前のことに情熱を注いでいれば、色んな偶然のチャンスに巡りあいながら扉が一つずつ開いていくことをこのplanned happenstance理論は示唆してくれています。

もちろん、私もまだまだ道途中です。もっといい指導をしたい、もっとお子さまたちの多様性の芽を伸ばしてあげたい、もっと親御さまたちにとってホッと一息つける居場所でありたい。試行錯誤して、転んでは立ち上がって、の繰り返しです。

リトミックの楽しさ、素晴らしさを確信していること、お子様たちのキラキラの笑顔が見られること、それが私を前進させるエネルギーになっています。

偶然のチャンスを意図的に生み出せるキーワードは、好奇心行動力継続力。ただ偶然が転がり込んでくることを待つだけではなく、自分がパッションを持って関われるモチベーションと積極的な行動が不可欠で、それが周りの心を動かす志にもなることをクランボルツ教授は加えて強調しています。

これから人生を切り開いていきたい方に、何らかのヒントになりますように。

 

リトミックスタジオKirariでは、音楽の導入はもちろんのこと、

  1. お子さまのキラリと光る才能を引き出すこと
  2. 親御さまの幸せな子育てをサポートすること
  3. 子どもたちが世界に羽ばたける教育環境を作ること

をミッションに掲げている教室です。

無料体験レッスンも承ります☆
ご興味をお持ち下さった方はこちらをご覧ください♪

 

また、“子どものキラリと大人の強みを引き出し伸ばす専門家”として、子どもにとって最大のロールモデルとなる大人を増やすことをミッションに、

  • 大人向けのキッズコーチング講座※
  • 子どもの指導に当たる先生/これから子ども関連のお仕事を始めたい方のためのコーチングセッション
  • 子育ての個別相談(zoomでのオンライン相談 / メールまたはLINEでのメッセージによる相談 / 電話相談)

も一般向けに行っています♪
(日本キッズコーチング協会認定講師資格を持ち、普段から子育て講座、講演、ラジオ出演、子育てメディアへの寄稿なども行っています)
ご興味をお持ちくださった方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

※最新スケジュールはこちら!
キッズコーチングとは

キッズコーチングサロンKirariホームページもご覧ください♪