― リトミックの効果:「まね」をする力 ―
2種類の時間
自由に、枠にとらわれず自己表現する。
それは当教室で大切にしているぶれない軸です。
一方で、学習の基本は「真似をすること」というのもまた真実。
リトミックのレッスンでは、自己表現を楽しむ時間と並行して、ルールや法則に従って「模倣する」することを促す時間も意識的に作っています。
模倣力
模倣力は、歌や手遊び、リズム遊びなどで効果的に高めることのできる力でもあります。まさにリトミックのお得意とする分野。
0歳のお子さまなら、自分で鳴らせる楽器を使って、鳴らす・・stop!といったまねができます。まさにリトミックの基本となるgo&stopです。
一緒に動きを一致させることで、好奇心、共感力が大きく刺激されます。
1歳半近くなると、強弱も、先生のからだや手の動きをまねして楽器やclap(手拍子)で表現できるようになります。一見簡単そうに見えても、この年齢のお子さまにとっては大変な注意力、観察力、集中力が必要とされる活動です。
歌に合わせてご挨拶したりお名前を呼ばれてお返事をしたりと、生活の習慣づけにもなる活動もまねして出来るようにもなります。歌に合わせて言葉をまねすることで語彙も増えます。
2歳近くなれば簡単なリズムをまねすることも楽しんでくれるようになります。
まねることは学ぶこと
模倣することは、物事を体験し、世界の秩序を知る扉を開くこと。学びの始まり、最初の一歩です。
出来ることが増え、まわりへの興味が一層湧き、社会性の向上につながる行為なのです。その土台があって初めて自由表現を楽しめるようになるとも言えます。
模倣から発展して、たとえば3歳クラスでは、ピアノの音を聴いて模倣してスティックでリズムを打つ「模倣リズム」という活動も増えてきます。
(2020年2月頭に実施した発表会での様子)
この段階まで来ると、ただ単にまねをすることから発展して、
- 集中して聴く力
- タイミングを待つ自律力
- 迅速で落ち着いた判断力
- 自分自身の動きをコントロールしながら表現する力
というさまざまな力にまで昇華しているのをレッスンで度々実感させられます。
音楽的な面では更にここを起点にして、リズム譜を読む、自分でリズムを創作する、という高レベルな活動にも繋がっていく活動です。
音楽的な能力を成長させるだけでなく、総合的にお子さまの潜在能力を引き出すリトミック。
リトミックタジオ【kirari】では、毎回の小さな積み重ねがやがて大輪の花を咲かせられるよう、常にどんな活動にも目標、ねらい、先々のゴールを設定して指導しています。
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