― 子どもの集中力が育つとき ―
【集中力を育てたい!】
モンテッソーリでは「集中現象」という言葉で表されますが、
物事にのめりこみ集中、熱中するという行為というのは、
好奇心、思考力、創意工夫する力、達成感、自己肯定感といった力に直結し、
人格の形成、人間力の醸成には不可欠だという考え方があります。
そんな「集中力」。子どもにつけさせたい力のひとつとも言えますよね。
実際私自身、セッション(子育て相談)や教室でも、”うちの子、集中力がなくて・・”といったご相談を受けることがよくあります。
子どもの集中力って、いったいどんな時に伸びるものなのでしょう?どうやって育てればいいのでしょう?
【あそびの中で、集中力は最も育ちます】
その答えは
「あそび」
それに尽きます。
あそびこそ究極のフロー状態である
これは、ポジティブ心理学を研究する、アメリカの心理学者、ミハイ・チクセントミハイの言葉。
フロー状態とは、「時を忘れるくらい完全に集中して対象に没頭している状態」を指します。
つまり、「あそび」の中でこそ、子どもの集中力は養われるということなのですね。
【主体的にあそばせる】
親が何かに「集中」させたいと子どもを意図的に誘導したとき、
それが結果的に本人の好奇心を刺激せずに「集中」してくれないのは、
その行為が「主体的」ではなく、
設定されたゴールがそこに仕組まれていることを子ども本人が気づいてしまうから。
子どもが集中しているときというのは、
自分から「何かを見つけて探求したい、実験したい」と思って熱中している主体的な活動の時にほかなりません。
大人から見て意味がないように思えることでも、じっと黙って没頭している時というのが、どの子にも必ずあります。
それは年齢より少しレベルの高いドリルに向かっている時ではなく、評判のいい知育おもちゃを触っている時ではなく、
ただのイタズラをしている時かもしれません。
それでも、そんなときは決して声をかけず、本人が納得いくタイミングまで見守ってやることが肝要です。
手出し、口出し、先回りは子どもの芽を摘んでいるようなもの。
リトミックスタジオkirariでは、
子どもの「楽しい!やりたい!」の気持ちをベースに、
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