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< 子育てのポイント >

― 褒めて育てる?叱ってしつける?【褒め方、叱り方のコツ】 ―

「認める」子育て

お母さまからよくご質問を頂くのが、
褒めて育てるべきか、厳しく叱ってしつけるべきか?というテーマです。
 
どうすべきか常に揺らぐのが子育てそのものですね。
 
褒めるのか、叱るのか問題。
キッズコーチングでは、そのどちらでもなく、【認める】ことが最も重要であるとしています。

褒めることの落とし穴

 
なぜなら、子どもの自己肯定感に大きく影響するのが、“受容” “承認”されているという実感だから。
 
無条件に受け入れ、認めてもらう経験を通してこそ、どんなときの自分にも自信を持てる子どもに育ちます。
 
いい時も悪いときも、自分のありのままの姿を好きでいられるのが「自己肯定感」です。
 
「自己肯定感」は、生き抜く力、人間的な総合力【非認知能力】の中でも最も重要な力のひとつです。
 
では、「認める」と「褒める」の違いとは。
 
えらいね!すごいね!といった褒め言葉で育てられると、人からの評価を気にする子になってしまうという実験結果があります。
加えて、より難易度の高い課題を拒むといった傾向に陥りがちになるというデータもあります。
 
つまり、結果だけを「褒め」続けられると、
いつも良い子であろうという思いが強くなり、失敗を過度に恐れ、はじめてのことや自信のないことに対して行動を起こすことに抵抗を感じるようになってしまうということ。
 

認める声かけの具体例

だからこそ、子どもへの声かけは結果を評価する「褒め言葉」ではなく、
具体的に子どもの行動、プロセスを口に出して「認める実況中継」にすることがポイントになります。
 
本当に些細で簡単なことなんです。
 
「実況中継」とは、たとえば
 
たくさん色を使って絵を描いてるね。
嬉しそうな顔してるね。
背が伸びたね。
丁寧に字を書いているね。
 
といったように、見たままをただ具体的に口に出すだけ。
 
それだけで子どもは「気にかけてもらえている」「愛されている」と自分の価値を認識でき、自信を積み重ねていくことができるのです。
今の自分のありのままの姿を承認してもらえることが、何より自己肯定感の源になります。
 
 

感情的に叱りすぎてしまったときは

 
一方で、「叱る」の定義は、
問題の原因を一緒に検証し、どうすればよかったのかをフィードバックし、次回からの行動を改善させるための行為。
 
感情的に声を荒げて一方的に行動を指示したり強要したりするということは「叱る」ではありません。あくまでも「叱る」とは“フィードバック”なんです。
 
しかしながら日々のリアルな日常の中ではいつもそう理想通りにはいきませんね。親も先生も、人間ですから。
 
そんなときに覚えておいて頂きたいのが、大人も間違ったと思ったら子どもに謝ること。
 
「言い過ぎちゃった、ごめんね」と謝られた子どもは、
“大人も、親も間違えるんだ、そして間違ったときは謝ればいいんだ”ということを身をもって体験します。
間違いは誰にでも起こり得ることを実感でき、また自分が間違ったと思ったときには素直に責任をとれる子どもになります。
 
相手の気持ちを想像する共感力、優しさも育まれます。
 
“悪いことをしたら謝りなさい!”と教えられるより、
大好きで尊敬しているママやパパに謝られた経験のある子は、心から謝ることができるようになるのです。
 
育児書通りにはいかないのが子育て。
でも、親だからといって完璧である必要はなく、不完全であるからこそ、心の繊細さを子どもに教えてやれるのです。
 
日々の中で感情的になりすぎてしまったときには、
心から謝る姿勢を見せてあげてくださいね。
 
 
 \以上、子どもへの声掛けは「認める」が大切だというお話でした♪/

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