― “いないいないばあ” “ポットン落とし”で育つ0歳、1歳の知性 ―
手先の器用さ(巧緻性)を獲得し、実験の繰り返しで物事を知る0~1歳
生まれたての赤ちゃんだった新生児から、1歳前後までの子どもの成長には目を見張るものがあります。座れるようになり、歩けるようになり、意志表示もはっきりしてきて、目覚ましい変化に思わずにっこり、目を細める親御さまも多いことでしょう。
実はこの時期、体を大きく動かすことができるようになると共に、手先で小さいものをつまむといった作業を好むようになる時期でもあります。
加えて、この時期の子どもによく見られるのが、小さなものをつまんで何かの入れ物の中に入れ、また取りだしては入れる…という動き。繰り返し何かを実体験することによって、世の中の森羅万象を知ろうとしている発達段階でもあるんです。
手指のコントロールができるようになる(目と手の協応)
手先で小さいものをつまむ動きを好むようになったのは、親指の存在に気付いたから。5本の指でこれまで熊手のように何かをかき寄せていたのが、親指を使うことで初めて”つまむ”動きが可能になるのです。実はとてつもなく大きな一歩なのですよ。
なおかつ、目で見たところにちゃんと手指をコントロールして持っていけるのも、一見当然のようですがとても高度なこと。(専門用語では“目と手の協応”といわれます)
自在に自分の手指を動かすことに、0,1歳の子どもは強い情熱を感じているのです。
見えなくなっても物そのものは存在していることを知る(対象の永続性)
小さなものをつまむのが好きになったら、今度はそれを小さな入れ物の中に入れては出し、出してはまた入れることを繰り返し始めます。
これは、物は見えなくなっても存在しているということを確認しているのです。
生後2,3か月の赤ちゃんは、例えばにっこり笑ってそばにいたママがタオルで顔を隠した途端、不安な表情を浮かべます。これは見えなくなった=ママが消えてしまったと感じるから。
いないいないばあという遊びがありますね。わが子にやったことがある親御さまも多いことでしょう。この遊びできゃっきゃっと子どもが声を立てて喜ぶのは、見えなくなってもママはそこにいるという法則(対象の永続性といいます)に気づいた証拠なんです。
同じように、手先を思うように動かしてみることに興味津々の1歳前後になると、自分でポットンと何かに入れて、それがなくなったわけではなく存在していることも併せて確認したくなってくるのです。
同じことを繰り返すことで育つ知性
このように、小さいながらも0,1歳の子どもは手先のコントロール力を獲得し、それを最大限に活かしながら、物事を実験しているのです。同じことを繰り返しているのは、何度も法則性を確認している知的な行動そのものです。
レッスンでは、音楽に合わせてたくさん体を動かした後、モンテッソーリ教具を使用してじっくり何かに取り組むこんな活動も行っています。動と静の活動でメリハリをつけながら、その年齢、発達段階にフィットしたレッスンを進めています。
おうちでポットンと何かを落としている行動が見られるようになったら、つまむものを小さくしたり(誤飲に注意してあげてくださいね)、素材を変えてみたり、容器の口自体を細い小さいものにしたりと色んな変化も経験させてあげて下さいね。落とすものによって音が違うことにもワクワクしながら気づけます。物が小さいものであればあるほど手指のコントロール力を要求され、チャレンジしたくなるのも可愛いお年頃です。
リトミックスタジオKirariのレッスンでは、音楽の導入はもちろんのこと、子どもの指導のプロであるキッズコーチング講師資格を持つ講師による指導で、自信、自己肯定感、自己効力感を大きく高めることをミッションにしている教室です。
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