― 歩くこと、動くこと ―
なぜ歩く?なぜ動く?
リトミックと言えば、音楽に合わせて動く、ということが一番に頭に思い浮かぶ方が多いのではと思います。「空間を使って、歩く、動く」ことが、リトミックの醍醐味とも言えます。
では、それはなぜなのでしょう。
ダルクローズの経験
リトミックの創始者、エミール・ジャック=ダルクローズは、スイスの作曲家で、音楽教育家でした。
ダルクローズは、ジュネーブ音楽院で教鞭を取っている頃に、頭では理解しているのにいまひとつ表現力やリズム感に欠けている学生が多いことを痛感していました。
打開する方法はないかと悩んでいたある日、1人の学生が目の前を鼻歌を歌いながら楽しそうに目の前を通り過ぎていきました。
日頃テンポやリズムが安定せず悩みの種であった学生です。
なんとリズミカルにビートを保ちながら歩いていくことでしょう。
このときの経験からヒントを得て、「歩く」、「空間を使って体で動く」ということを音楽教育に導入したと言われています。
音楽のレッスンに、「動き」を取りいれたことは、当時大変画期的な試みでした。
ビートの体験、テンポの知覚
おそらくどのリトミック教室でも、いろんなテンポで「歩く」という活動をレッスンに必ず入れているのは、
安定した拍動に合わせて歩くという行為そのものが、音楽の基礎となる「ビート」の概念を体験することや、「テンポ」を知覚することに直結しているという、ダルクローズの理論によるものです。
この経験の積み重ねによって、子どもは自分自身でもテンポを作り出せるようになり、やがてはリズム、拍子を感じ理解することができるようになっていくのです。
以来、体を使って音楽と一緒に動くというのが、リトミック教育において重要な要素のひとつとなっています。
リトミックスタジオ【kirari】では、ピアノの音と一緒に動くことによって体全体で音楽を感じるレッスンを主軸に置いています。
加えてモンテッソーリ教育のエッセンスも取り入れた知育の時間を通じ、お子様の才能を引き出し資質を開花させることをモットーにレッスンを進めています。
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