― リトミックとモンテッソーリ教育 ―
レッスンでは、常に「動」と「静」の活動をそれぞれクラスの雰囲気をみながらバランスよく取り入れています。
また、指導案を考える基軸になっているリトミック研究センターのカリキュラムには、モンテッソーリ教育の要素が随所に生かされています。
教具でも、1歳児さんまではシールワークやびりびり指先で紙をちぎるような活動、
2歳児さんではビーズの紐通し、折り紙、3歳児さんではハサミ、はめ込み図形、「数」を意識したワーク、
4歳児さんになると縫いさしまであります。
なぜモンテッソーリの活動を行っているか
リトミックは音楽の基礎を身につけるもの、という認識でレッスンに連れて来て下さる保護者の方から
なぜこのような活動を行うのかご質問を頂くこともあります。
まずひとつめに、音楽に合わせて活動したイメージを落とし込むための「まとめ」としてこういった活動を行う意味合いがあります。
もうひとつは、こういった手先を細かく使う活動によってお子さまたちの繊細な五感を刺激し、脳を活性化させたいからという理由があります。
モンテッソーリ教育では、自分の発達段階に見合った活動が目の前に提示されると子どもは自ら集中するものだと考えられています。(「集中現象」と呼びます)
手指の微細運動を通し集中力や試行錯誤する力がつき、
物事を順序立てて考える習慣がつき、
出来たときの達成感がまた、落ち着いて物事に取り組もうとする意欲に繋がっていきます。
実体験に基づいたその自信はさらに、体を動かすリトミックの自己表現力、思考力、主体性となって表れます。
当教室はあくまでもリトミック教室としてのスタンスに最も重きを置きながら、その補助的な活動として必要に応じ、都度モンテッソーリの活動を取り入れています。
ひとりでできるのを手伝ってね
モンテッソーリは20世紀初頭のイタリアで医師として精神病院で働いていました。
子供の自発性を重んじ、自由な環境を提供することを重要視しました。
『ママ、ひとりでできるのを手伝ってね』という、モンテッソーリー教育のスタンスを示す有名なフレーズは、
たくさんの水を注ぐ前にまず、コップの大きさを大きくする人間教育を目指すリトミック教育と非常に共通するところが多いのです。
リトミックスタジオ【kirari】では、少人数制にこだわり、
音楽の導入だけでなく、さまざまなアプローチを通して、人間としての総合的な力【非認知能力】を育てることを目指しています。
体験レッスン、見学などのお問い合わせは随時承っております。
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