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― 拍子を理解するために ―

アナクルーシス

歌いだす前に息を吸うときのイメージ、それを音楽用語では「アナクルーシス」と言います。

拍に入る準備のようなもの。

スポーツで言うと、球を打つ前にまず野球のバットをふりかぶるタイミングのことです。

この感覚が音楽の躍動感に大きく影響します。

リトミックレッスンでは、楽しく「タイミングを感じ」られる活動を1歳さんクラスから様々なアプローチで取り入れています。

 

Class2(2歳クラス)でのレッスン風景

 

2歳さんクラス(Class2)では、ピアノに合わせてジャンプするという活動を重点的に取り入れています。

「アナクルーシス」の感覚を最も体で感じることのできる活動です。

ピアノに合わせてジャンプし、そしてまた次のジャンプのタイミングまで待っている間、

お子さまは自分の動きをコントロールしながら音楽の呼吸を全身で感じ取っているのです。

最初はみんなぴょんぴょん、次々に連続して自分のペースでジャンプしてしまいます。

それを何度か経験しているうちに音楽に耳を澄ませるようになり、

そしてまた自然にお友達の動きにも意識が向き、振り返って自分自身のことを自覚し、

繰り返しているうちにぴったりと音楽と合うタイミングで動きをコントロールできるようになります。

何度も繰り返す積み重ねが、音楽に合わせて体を動かし表現することの楽しさ、喜びを開花させてくれます。

 

 

「アナクルーシス」の感覚は、実は「拍子」の感覚を理解する糸口になります。

でも急がず慌てず。

お母さまやお父さまと、音楽に合わせて手合わせしたりダンスしたり、ゆらゆらスゥイングしたり。

間接的に拍子にアプローチする活動を積み重ねていくうちに、流れている音楽が何拍子かということも自然にわかるようになります。

拍子の聴き分けができるようになるのはClass3(3歳クラス、年少さんクラス)あたり。

 

それまでは、拍子理解に至るまでのプロセスとしてもうひとつ欠かせない重要な要素、

「数」についても遊びの中で認識を深めます。

数量、数列、数詞が一致してはじめて「数が理解できた」ということになります。

来年幼稚園に入園するという年齢も考慮して、主に1~3までの数字は数列、数量、数詞ともに理解できるようになるのが目標です。

 

 

複数の項目が絡み合って

このように、「拍子」という概念を理解するだけでも、わかっておくべき必要な項目がこれ以外にも含め複数絡み合っているのです。

リトミックスタジオkirariでは、1歳からそれぞれの項目を何度も繰り返し、レッスンごとに前とは違ったやり方で、いろんな角度から螺旋階段をのぼるようにアプローチしています。

 

自分で気づき、楽しみながら体験を繰り返すこと

 

楽しい!を繰り返しながら、いつの間にか高い山に登っていられるように。

教え込むのではなく、小さなヒント、きっかけだけを提示して、自分で「あっ、わかった!」と気づいてもらえるレッスンであるように。

見本を正確にまねさせるのではなく、なにより、自分自身で発見して経験できるように。

その経験を、毎回新鮮な気持ちで積み重ねられるように。

リトミックスタジオkirariが、その扉を開くきっかけになれますように。

 

体験レッスンはいつでも大歓迎です。ご興味をお持ちくださった方はhttps://kirari-music.com/schedule/

まで、お問い合わせお待ちしております。